【アルバムレビュー】Paul McCartney & Linda McCartney 『Ram』

音楽

収録曲

1. Too Many People
2. 3 Legs
3. Ram On
4. Dear Boy
5. Uncle Albert / Admiral Halsey
6. Smile Away
7. Heart Of The Country
8. Monkberry Moon Delight
9. Eat At Home
10. Long Haired Lady
11. Ram On
12. The Back Seat Of My Car

Paul McCartney の1971年の作品。Beatles解散後のポールの作品としては2作目。

名義がPaul & Linda McCartneyなのでポールとリンダの息のあったデュエットをたくさん聴けます。

ポールのスタジオアルバムの中では個人的には1番よく聴くアルバムです。

何がこんなに惹きつけるのかと一言で表すと・・・

「楽曲のバラエティの豊富さ」といったところでしょうか・・・

そのバラエティに富んだ楽曲をコーラスワークやボーカルで聴かせる・・・といった手法はビートルズ的ですね。

サウンドも曲によってはストリングス等が使われていて、『Abbey Road』のようなきっちりした仕上がりで、前作の『McCartney』の純朴な感じ、自作のWings『Wild Life』が生まれたてのロックバンドの荒々しい感じに挟まれていて、アルバム毎にサウンドを変えてくるので面白いです。

「Too Many People」は、アルバムの幕開けにふさわしいポップロック調の曲。

「3 Legs」は、カントリーブルース調。

「Ram On」は、「どうしてウクレレとコーラスワークでこんな美しい曲を作れるのだろう・・・」と思ってしまう曲。

「Dear Boy」は、ピアノと曲でBeatlesの「Your Mother Should Know」を思い出すノスタルジックな曲。

「Uncle Albert / Admiral Halsey」は、凝ったアレンジとメドレーの曲展開が面白い曲。

「Smile Away」は、ライブ映えしそうなロック。(最初の2~4曲目あたりに演奏してほしい・・・)

「Heart Of The Country」は、メロディアスなカントリーポップ。アコギの曲は本当に上手い・・・。

「Monkberry Moon Delight」は、打って変わって、振り絞るようなボーカルが凄いロックナンバー。

「Eat At Home」は、「これぞデュエットソング!」というキャッチーな曲。間奏とエンディングのギターソロもとても流麗で良いです。

「Long Haired Lady」は、オーケストラが入っていて、凝ったアレンジで聴かせる曲。

「The Back Seat Of My Car」も壮大な曲だけど、兎にも角にも美しいメロディラインとボーカルで聴かせるバラード。前作『McCartney』収録の「Maybe I’m Amazed」と甲乙つけがたい曲だと個人的に思います。

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